DMM英会話でのオンラインレッスンを始めてからというもの、私は常に「評価4.8以上」の講師を選ぶことを心掛けていました。別の記事でも「高評価の講師を選ぶべし」と声高に主張している私ですが、実は一度だけ、「最も評価の低い講師ってどんな感じなんだろう?」という興味本位で、少々危険な実験をしたことがあります。
もう2年以上の前の話になります。その日の私は、DMM英会話の講師の検索画面で「評価が高い順」に並んでいることを知っていたので、一番後ろのページに行くまでクリックしていきました。画面に表示された講師たちの評価が徐々に下がっていく中、一人の女性講師が目に留まりました。彼女の出身はジャマイカで、なんと評価が「3.85」という驚異的な低さ(しかも1097件の大量コメント付き)でした。
「これはもう、予約するしかない!」
私は一も二もなく彼女の「予約可」だらけの全く埋まっていないスケジュールから予約しました。その瞬間からレッスンが始まるまでの時間が、まるでジェットコースターに乗っているかのようなスリルに包まれました。「果たして彼女は私の話をちゃんと聞いてくれるだろうか?」「ジャマイカ出身だから、BGMとしてレゲエがバックでガンガン流れているんじゃないか?」「回線が悪くて、カクカクの映像しか見えないんじゃないか?」など、頭の中を不安と期待が交錯する妄想が駆け巡りました。
そして、その時がついにやってきました。私はパソコンの前に座り、緊張と期待を胸に、彼女とのレッスンが始まるのを待っていました。心臓の鼓動が早まり、まるで重要な試験を受ける前のような気持ちでした。
しかし、まさかの展開が待ち受けていました。レッスン開始の数分前、突然の通知音とともに画面に表示されたのは、「レッスンがキャンセルされました」の冷徹な一文でした。どうやら、彼女はレッスンをキャンセルし、DMM英会話からは代わりに「無料レッスンチケット」が一枚配られるという結末でした。
私は画面を見つめ、言葉を失いました。期待と不安が入り混じったレッスンが始まると思っていたのに、実際には何も始まらないまま終わってしまったのです。その瞬間、私は複雑な気持ちに包まれました。「このまま評価の低い講師を追い続けるべきではない」と、心の中で神様が囁いているような気がしました。
この一件を経て、私は再び「評価4.8以上の講師を選ぶべし」という信念に戻りました。しかし、ここで一つのライフハックを発見しました。それは、評価の低い講師を選ぶことで、ドタキャン前提で無料レッスンチケットをゲットできるというものです。もちろん、これはあくまで裏技的な方法であり、決して推奨するものではありませんが、考え方によっては一つの戦略かもしれません。
結局のところ、DMM英会話で評価が低い講師を選ぶのは、文字通りリスクが伴う冒険であり、それに見合ったリターンがあるかどうかは、運次第ということなのでしょう。もし皆さんも興味本位で同じような挑戦をしてみたいと思うなら、覚悟を持って臨んでください。そして、私のように無料レッスンチケットをゲットすることができたなら、密かにガッツポーズをしても良いでしょう。
それでもやっぱり、安全策としては、評価の高い講師を選ぶのが賢明であることに変わりはありません。DMM英会話の講師選びも、人生と同じく、バランスが大切ですね。
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