【体験談】僕がNCC綜合英語学院を激推しする理由

レビュー・体験談

皆さんは「NCC綜合英語学院」という英会話スクールをご存知でしょうか?

知る人ぞ知る、新宿にあるスパルタ系の英会話スクールです。
ネット上では評判が真っ二つに分かれているこのスクールですが、実はJeanは1年間通っていた経験がありますので、その体験談をつらつらと書いていきたいと思います。

なぜNCCに通うことになったのか

「あの人、英語できるようになったけど、 何やらスパルタの英会話スクールで修業したかららしいよ。」

初めに知ったのは社内での口コミでした。
当時30歳でしたが、外資系企業に転職したいという思いがあり、留学経験もないJeanが手っ取り早く英語ができることを証明するには、まずTOEICのスコアを上げる必要があるなと考えていました。(当時のスコアは660)
たまたま新宿で勤務していたのもあって、アクセスが良いところに英語をガッツリ勉強できる場所があると知れば、あとはもう行くしかない!
思い立ったが吉日。妻へのハードネゴにより捻出した40万円程の金を握りしめて、NCCの門を叩くことになります。

NCC綜合英語学院の特徴

Flashが席巻していた時代を感じさせる怪しいWEBサイト(「赤い部屋」みたいな感じw)とは真逆で、英語の学習方法が確立されていて、とてもしっかりとしている新宿に実在するスクールです。

「TP指導方式」と呼ばれている指導法を取られており、日本人講師によって「理論(Theory)」を、 英米人講師によって「実践(Practice)」を学んでいきます。
野球でいえば、 日本人講師からバットを振る練習を教わって、英米人講師とガチ試合をしていくような感じですね。

コースは半年間コースと1年間コースの2つあります。入会後のレベルチェックテストの結果でクラスが決まります。

授業の流れですが、日本人講師のコースは、なんと3時間にもおよぶ長丁場です。
・宿題チェック 30min
・ECOPを使った学習 120min
・インタープリテーション 30min

という流れで進みます。それぞれを詳しく書いていきます。

宿題チェック

先生の言った日本語を瞬時に英語で発言していきます。自分の番が終われば、次はその隣の人が答えていき、終わればまたその隣の人が答える。

これを宿題が終わるまで、ずっとループしていきます。

ちなみに、一単語でも間違っていると、先生から強制終了を言い渡され、次の人に回答権が回されます。ワンミスアウトの緊張感がたまりません。
よって、宿題の内容を磨きこむ必要があり、周到に準備する必要があります。

ECOP

ECOP(English Constructions for Oral Practice)と呼ばれる同時のテキストを使って進められます。
NCCでは「口頭英作文」と呼ばれていますが、口頭で自ら英文を構成しながら話す練習をしていきます。

テキスト内容は文法別にまとめられていて、それぞれのレベル別で日本語の文章と英文が記載されています。基本的には文法を中心にしつつ、様々な表現や単語を学んでいくことになります。
個人的にはレベル別でどんどん進んで行く感じが良くまとめられているなと思います。

テキストの内容は掲載できませんので、イメージでお話ししますと、第5文型(SVOC)であれば、

「私は彼女を怒らせた」

といった中学校の文法レベルから、最終的には

「経済的に苦しかったので、彼女は旅行に行くことを諦めざるを得なかった」

というような、日本語らしい文章を英訳していくことになります。(無生物主語ですね。)

このテキストを用いて授業で文法を中心に学ぶ→宿題で磨きこむ→次回授業での宿題チェックでアウトプットしていく、ループを繰り返すことで、日本語文が自然と英訳できるようになっていく実感が体験できます。

インタープリテーション

日本語長文を1minほどの時間で英訳していきます。
今までのECOPでの練習を基にして、自分で即興でどんどん英訳していきます。

英訳し終わった後には、「こういう表現のほうが良かった」と速攻で先生からフィードバックがもらえるので、日本語→英語の解釈のセンスが磨かれていきます。

英米人講師

授業中の会話はすべて英語でやり取りすることになりますが、日本人講師と比較するとやや緩めの内容になっています。

配布されたプリントを中心にグループで会話していくスタイルで、個人的には割とどこにでもあるような、英会話スクールの内容になっています。

面白かったところ

基本的に生徒はニックネームで呼ばれる
個人情報に配慮してか、皆ニックネームで呼ばれます。

・クラスのレベルが合わなければ、いつでも変更可能
Jeanも2回くらいレベルを上げてもらいました。

・英語の成長に満足できない場合、一定の出席率があれば、引き続き無料で受講できるシステム
NCC特有のサービスなのですが、自分が満足できるまで、受講が受け続けられるようなものになっています。 Jeanの周りでも、2人くらいは、再履修の型がいらっしゃいました。

・もっと勉強したい人にはほぼ際限ないサポートが受けられる
これもNCC特有のサービスですが、テキストだけでは物足りない方は、申告すれば追加のプリントやテキストまで用意してもらうことができます。
また、授業後にも、基本的には先生に質問し放題です。英語を伸ばしたい方にはまさにうってつけの環境になっています。

良かったところ

・いやでも英語学習する習慣がつく
宿題をおろそかにしていると、ここで全く相手にされませんし、「こいつやってきてないな~」という目で他の生徒からも見られます。

宿題をやらずに出席することはまさに自殺行為。
また、高いコストを支払って受講しているので欠席するわけにもいかない。
それゆえ必ず宿題をしなければならないという義務感がわくようになり、いやでも英語学習が習慣化されていきます。

・ECOPのテキストのクオリティが高い
上述の通り、口頭英作文ができるように練りこまれたテキストです。
ECOPのテキストは今でもバイブルとして、苦手な文法をたまに見返したりして、自身の英語力を補強するようにしています。

・モチベーションの高い勉強仲間がいる
中には神奈川県から通われている方や、さらに静岡から通われている方もいました。
生徒は現役高校生もいれば、主婦の方や50代くらいのビジネスマンもいました。
英語を学びたい、と思う人って、老若男女問わずいるんだなと実感しました。

良くなかったところ

・生徒の多いクラスだと、発表(アウトプット)の順番がなかなか回ってこない
先生がどんどん順番を回していくのですが、質問される数は決まっているので、生徒の人数が多ければ多いほど、アウトプットの数が減ります。その点が不満ポイントでした。
当時は、その不満ポイントを解消するため、18人以上のクラスであれば、その授業は無償で受けられるようになっていたはずです。

・レベルが上がると、進捗が遅く感じる
ECOPの内容は、レベルが上がるとより複雑な日本語になります。
1回の授業でページ内の2つの文章だけしかやらなかった、というようなこともありました。
それだけ丁寧にひも解いて英訳しているということなのですが、時にそれが進捗が遅く感じることもあり、ストレスに感じることもありました。

・教室がせまく、人口密度が高い
わずか20㎡程度の教室に、10名くらい入ることもざらで、ほぼすし詰め状態になります。酸欠状態にもなるくらい、人口密度が高いです。
コロナ禍で今はどうなっているのか知りませんが、当時は3密の条件はそろっていたと思います(笑)

かかったコスト、得られたもの

色々とありましたが、まとめると以下です。

かかったコスト:
・42万円
・400~500時間

得られたもの:
・TOEICのスコアアップ
・多少なりとも瞬時に英語化できる力
・外資系企業への転職
・イギリス人の友人(なにげに嬉しい)

結論:時間とお金があれば行くべし!

当時、仕事以外の自分のほとんどのリソースを投下して、NCCに充てることができたことで、得るものがとても多くありました。

何より、TOEICスコアが上がったことによって念願の外資系企業に転職することができたのは、このNCCでの英語学習があってこそだと考えています。

大人になってなかなか英語を集中して学ぶ機会を作るのは難しいですよね。
どうしても環境に甘えてしまって、自分を律せず負けてしまう。
Jeanも何度も挫折した苦い経験をしてきました。
周りの環境ごとゴッソリ変えてしまうことも時には重要です。

そのような意味では、英語を学習したいけどなかなか自分を変えられない方、もっと言えば自分にめちゃくちゃ甘い方に、超おススメできるスクールです。

「真剣に学習する人のみ募集」が当スクールのキャッチコピーですが、その名の通り、英語に真剣に向き合える人であれば、その期待に応えられる良いスクールだと自信を持って言えます。

ちょっとでも気になった方は、体験学習もやっているようなので、WEBサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。平成初期のWEBデザインなので、少しびっくり要素がある点は要注意です(笑)

NCC綜合英語学院|スパルタ英会話と通訳養成は東京新宿、本気の短期集中特訓。
英会話スクール/教室‐東京新宿のカリスマ英語/英会話学校NCCに全国から本気の生徒が殺到。TOEIC・TOEFL・英検対策も万全。真剣に学習する人のみ募集!成果公約の上、熱誠指導に一切の妥協なし。

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